日本人のように不作法なモンゴル人。
あの堺屋太一先生が日経朝刊でチンギス・ハーンを主人公とする歴史小説の執筆を開始した。なぜ今チンギス・ハーンを描くのか、には先生のご事情がある。
先生の数多あるお仕事の一つに、チンギス・ハーン政権誕生800周年記念イベントのプロデューサーをされているのだ。(この情報はTBS「がっちりマンデー」<2005年9月11日放送分>からいただきました)
たしかに、吉川弘文庫の世界史年表に、(1206年テムシン、ナイマン部を滅ぼし、チンギス汗と称す)と書いてある。
そうなのだ、これは堺屋先生のメディアミックスなのである。
いやいや、先生の凄い所は、(TBS「がっちりマンデー」<2005年9月11日放送分>によると)H.I.S会長の澤田秀雄氏が買い取った旧国営銀行(現「ハーン・バンク」)の1年定期(一年の金利が14.4%!)に身銭を切って預金されているそうな。
この世界中から観光客を呼び込もうという一大イベントがもし失敗したら、モンゴル国内は不況となり、「ハーン・バンク」も破綻して、定期預金も返ってこないかもしれない。将に背水の陣を敷いて進んでおられる。
堺屋先生だけではない、メディアミックスの本家本元、角川春樹氏が「蒼き狼~地果て海尽きるまで~」という映画を製作されるとのこと。2006年、モンゴルから目が離せない。
…ところが、現在のモンゴルについては、お相撲さんの活躍ぐらいしか知らない。あれ、どーなってるんだっけ?と言う時の本である。
現役の駐日モンゴル大使であるザンバ・バトジャガル氏が執筆されている。前半はモンゴルの歴史とか、ご自身の略歴とか、いま一つ集中できないのだが、後半のモンゴルと日本の比較文化論は面白い。同じモンゴロイドであるが、遊牧民族と農耕民族ではかなり違うようである。さらに、ご本人が気象学者であるので、地球温暖化へのコメントが熱い。
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日本人のように不作法なモンゴル人 著者:ザンバ・バトジャルガル |
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