八月の砲声。
戦国武将の歴史小説を数多く執筆されている津本先生の目から見ると、関東軍や大本営の参謀たちがなぜこんなに現状認識を欠き、人命を軽視し、思考を停止させたまま戦争を開始したのか、同じ日本人でありながらどうしてこんなに違うのか、歯軋りしたい思いだったのだろう。
「なぜあんた達はこんなにひどいのだ!?」という作者の声が聞こえてきそうである。
ただ、同じような精神性を持つ国は現代にも存在する。わが国の中にも似たような組織・集団が現れては消えている。
人間が人間である限り、現実逃避と思考停止はなくならないかもしれない。しかし、これを悲惨な結果になるまで放置してはいけない。
※この本は、(2005年出版なのに)アマゾン報酬対象外でした。
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